【結婚式親の役割】、式場に着いたら親がすること〜お母様のお着替え編

いよいよ待ちに待った結婚式当日。
式場に着いてからご両親がなさることを、順を追ってご説明いたします。

最初にするのはご自分の衣装を完成させること

式場に着いたら、まずご自分の衣装に着替えます。
家を出るときは、カジュアルな服装で出かけ、式場でフォーマルドレスに着替えたり、黒留袖の着付けをなさる方が多いと思います。
お父様も式場でモーニングに着替えるケースが圧倒的でしょう。

衣装を式場にお届けしている場合は、それをピックアップしてください。
そして、更衣室へ向かいます。
式場で髪をセットする場合はそのヘアサロンに衣装が届いていることがありますから、確認してください。

このとき、先に花嫁の準備を手伝ったり、ご親族などと話し込んだりしてしまうお母様がいらっしゃいます。
特に、遠方からご親戚の方がいらっしゃっている場合などは、そちらのお世話に気を取られて、ご自分のお仕度が後回しになってしまうことがあるようです。

お仕度の時間が足りなくなって慌てると、忘れ物をしたり、焦ってドレスの裾を踏んで転んだりもしやすくなります。
余裕をもって行動できるよう、準備には充分な時間をとっておき、ご自分の衣装を完璧に整えてから、ご挨拶や新郎新婦のお手伝いに回りましょう。

ドレスが先か、ヘアメイクが先か

ここで注意してほしいのは、ドレスの着替えとヘアメイクの順番です。
先にドレスを着てから髪をセットするか、髪を作ってからドレスを着るかということです。
一般的には先にヘアメイクをしてからドレスを着ることが多いのですが、ドレスのデザインによっては、頭から被って着るタイプもあります。
その場合は、ドレスを着用してからヘアメイクをしたほうが、ドレスを着るとき髪型が崩れずにすみます。

ドレスに着替えるときは、後ろのファスナーなどをあげるお手伝いをしてもらう必要があるなら、その方も一緒に更衣室に呼んでください。
ヘアサロンで着替える場合は、スタッフの方が手伝ってくださいますから、お願いするといいでしょう。

下着の着け方でフォーマルドレスのラインが決まる

ドレスの下につける下着は、ドレス用の補正下着をつけるお母様が多くいらっしゃいます。
この補正下着は、着け方次第でドレスのラインがだいぶ違っていきます。

気をつけていただきたいのは、胸元。
バストトップの位置が、心持ち上に上がっているくらいが、バストラインを最もきれいに見せます。
バストが垂れてしまわないよう、下着をうまく調整してください。
透明のストラップをつける場合は、ストラップを少し短くして、上に持ち上げるように調節するといいでしょう。

下着を着けたら、カップにきれいに胸が収まるように、胸の位置を調整します。
脇のぜい肉を中央までグイと引き寄せて、胸の谷間ができるよう盛り上げます。
このとき、下を向いて中央に寄せると、バストがカップにうまく収まります。

脇肉を中央に寄せると、バストラインがきれいに出るだけでなく、背中や二の腕のラインもスッキリします。
このひと手間で、ドレスを着たときの見た目のラインが全然違ってきますから、ぜひ行っていただきたいと思います。

アクセサリーを忘れずにつける

ドレスを着たら、最後の仕上げにアクセサリーをつけます。
ネックレスをつけたら、位置を調整します。
留め金が真後ろになるように直し、トップにスワロフスキーなどのアクセントがある場合は、それが胸元の中央にくるように整えます。

ネックレスの位置が決まったら、ネックレスを指で肌に軽く押し付けるようにしながら抑えます。
特に、後ろの留め金付近は、しっかりと抑えてください。
こうすることでネックレスが首元に定着し、ズレにくくなります。

イヤリングはつけ忘れやすいので、気をつけましょう。
イヤリングをすると、グンとフォーマル度が上がります。

仕上げにバッグの中身をチェック

衣装を着たら、最後にバッグの中身をチェックしましょう。
ハンカチ、リップ、心付けなど、必要なものが入っているか確認してください。
大きな荷物は式場のロッカーやクロークなどに預けましょう。
無駄なものは持たずに、クラッチバックだけでお式に出られるのがスマートです。

これでお母様のフォーマルスタイルは完璧！
自信をもって、ゲストの方々をお迎えください。