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親だって知らない、結婚式の費用の切り出し方

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ようやく秋らしい気候になってきましたね。

実は、結婚式は秋が一番多く、9月〜11月にかけて、ブライダル業界はとても忙しくなります。
お子さんのご結婚式を迎えられるご両親も多いと思います。

そこで、今回は、ご結婚式にあたって、ご両家で話し合っておいたほうがいいことについて、お話ししたいと思います。

挙式の費用をご両家で相談しておく

その筆頭に上げられるのが、ご結婚式の費用についてです。
挙式にかかる費用は、どんな結婚式にしたいかということで変わってきますが、決して安い金額ではないと思います。

結婚式場やホテルで挙式されると、一般的には総額何百万円という額がかかってきますよね。その費用を、ご両家でどういうふうに分けて、お支払いするかということを、事前にきちんと話し合っておく必要があるでしょう。

かつては、仲人さんがちゃんといらして、費用の面でも相談に乗ってくださり、ご両家の配分を考えて、ご提案してくださったものです。でも、今では仲人さんがいらっしゃらない結婚式がほとんど。若い二人が自分の貯金でやるからいいよ、とおっしゃっても、そこはご両親がきちんと介入して、後々費用の面でしこりや二人の負担が残らないよう、配慮してあげる必要があるでしょう。

費用の話を切り出すのは「もらい方」から

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その話題をどちらから切り出すのが良いかというと、それは、「もらい方」から、というのが常識です。

「もらい方」というのは、お婿さんがお嫁さんをもらうのであれば、お婿さん側がもらい方となります。婿養子をもらうのであれば、お嫁さん側がもらい方ですね。

そういうことをきちんと知っている人が、今では少なくなりました。そのため、ご両家が集まっても費用の話は何となく出ないまま、当日まで曖昧な状態で、お式を迎えてしまうことがよくあります。

ご両家で顔合わせをされるときに、費用の面はきちんと切り出して、事前に話し合っておくことが大事ですね。それが親の役目であると、私は思います。

式場選びをする前に予算を決める

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その際、考慮すべき点は、花嫁さんのご衣裳代。
一般的にお婿さんの支度金に比べて、花嫁さんはその5倍くらいの資金がかかります。ウエディングドレスや打ち掛け白無垢といったご衣裳代は、結婚費用の中ではかなりの金額になりますからね。
それを考えると、披露宴の費用は、花婿さん側が多めに負担しましょうか、といったご調整が必要になるわけです。

挙式の準備は、お若いお二人が勝手に進めてしまうケースも少なくありませんが、できれば、準備を始める前に、親御さんから資金や予算はどうなっているかをお二人に聞いて、アドバイスしていただくほうがいいですね。

なぜなら、おおよその予算を頭に入れたうえで、式場選びをしていかないと、予算オーバーになるおそれがあるからです。

若いお二人だけに任せていると、お金をそんなにかけないつもりだったのに、式場巡りをしていたら、挙げたい式場のグレードがどんどん上がってしまって、5つ星クラスの高級な式場を選んでしまう……そんな失敗もありがちです。
ご両親がしっかりと目を光らせて、最初に無理のない総予算の目安を立てておき、若いお二人にもその予算感を踏まえたうえで、式場を決めてもらう。そういう手順を踏むほうがスムーズです。

賢く予算配分すればコストダウンできる

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先日、私が挙式をコーディネートしたカップルに、結婚式にかかった費用の精算書をお持ちしたときのことです。

その結婚式は、料理にこだわったお式で、出席したみなさんにも大満足いただいた、ステキな結婚式でした。ご親戚やご友人からも、「お料理、ずいぶん奮発したね」と言われたほど、料理も絶品で、大好評でした。

お家に伺い、精算書をお見せしたときのお二人の第一声は、
「小谷さん、当初の見積書より40万円も下がっていますよ! この金額でいいんですか」。

私はにっこり微笑んで、言いました。
「挙式で必要になりそうなものを、私が最初に一通り見積書に入れておいてスタートしたけれど、それをお二人と吟味して、いらないものは整理しましたよね。いるもの、いらないもの、予算をかけたいところをきちんと項目ごとに納得して確定していますから、当初の〝必要かも?見積もり〟からは、金額も精査できたんですよ。二人が予算を丁寧に決めたからですよ。良かったね」

新郎新婦も、そしてご両親も大変喜んでくださいました。
これはプロの私の仕事の進め方ですから、出来るのは当たり前です。が、ご両親も費用については、お二人に任せきりにしないで、見積もりを見て、いるもの、いらないものを一度考えて整理される役目をしていただきたい。「二人の身の丈はこれで良いの」というアドバイスを、ぜひしていただきたいと思います。

式場の方のプレゼンで、自分たちの理想を追って、あれもこれもとついお金をかけてしまうと、費用はどんどん膨れ上がってしまいます。
当初の予算より数十万円オーバーしてしまうケースも多いので、気をつけたいものです。

やはり満足度と価格のバランスは大事ですよね。ゲストも新郎新婦も満足できて、しかも費用も予算内に収まったというのが、一番クオリティの高い、コストパフォーマンスのよいお式なわけですからね。

そうした賢い知恵を、ぜひご両親からお子さんたちに、伝えていただきたいと思います。

スタッフJ子のつぶやき

先日、マザードレスを見にいらしたお嬢様とそのお母様。
お母様がお着替えなさっている間に、新婦であるお嬢様とお話していたら、結婚式の費用についての話題が出ました。

お嬢様いわく、

新婦

ウエディングドレスからテーブルウエア、お花まですべてグレードがあって、上の金額のを見ると、そちらにしたくなってしまうんですよね。結局、予算をかなりオーバーしてしまいました

 

そのとき、試着室の中から、お母様が

ブライダルマザー

「あら、そんな話、初めて聞いたわ。大丈夫なの?」

と、ちょっと心配げなお声。

ブライダルマザー

「二人で決めるから口出ししないで」と言われものですから、つい放っておきましたけど、結局、オーバーになった分はこちらに回ってきますからね(笑)

と、お母様が笑いながら話されていらっしゃいました。

経験のないお若いカップルには、なかなか費用の調整は難しいですよね。
小谷さんのようなベテランのコーディネーターさんがついてくださっていたら安心ですけれど、そうでない場合も多いでしょうから。

ぜひ、親御さんから、お子さんたちに費用面でのアドバイスをして差し上げてください。
最初は「自分たちでやるからいいよ」と言っていたとしても、ご両親からのアドバイスが少しでも心に残っていたら、きっと式場巡りをするときに参考になるでしょう。聞いておいて良かったと思うこともありそうですよね。

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この記事を書いた人
小谷 由美子 株式会社カーロカーラ 代表取締役・婚礼屋

婚礼屋 小谷由美子(こたに ゆみこ) 石川県加賀市出身 アトリエ「カーロカーラ」代表 19歳の時に巫女さんのアルバイトから婚礼業界に。誰より愛ある結婚準備サポートをするために、オーダーメイドのウエディングサポート、ドレスサロンなど併設したブライダルサロンを活動の中心に、ウエディングコーディネーター育成、婚礼新規業態開発なども手がける婚礼のプロフェッショナルとして全国を駆けまわっている。 wecoウエディングコーディネーター/マネージングエディターとして、自由な結婚式を応援するウエディングコーディネーターを紹介するwebサイト&マガジンも発行。一般社団法人 日本の美しい花嫁をつくる会の監事として日本の婚礼啓蒙活動も行う。

M&V for motherとは、結婚式を控える新郎・新婦のお母様を美しくサポートするフォーマルレンタルドレス専門サービスです。
すべてのお母様を美しく見せるこだわりのフォーマルドレス・アフタヌーンドレス・マザードレスはNYやヨーロッパから人気のデザインをインポート。素材はシルク、タフタ、レースなど高級素材使用し、晴れの舞台に相応しい正礼装のフォーマルドレスを100着以上、5号から15号以上まで幅広いサイズに対応しております。
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