結婚式の費用、親として注意することは?

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桜の時期も過ぎて、これから5月、6月と結婚式が多くなってくるシーズンですね。若いふたりにとって、結婚式は人生の一大イベントです。それだけに、当然費用もかかってきますよね。

そこで、今日は結婚式の費用について、親として見ておいたほうが良いポイントについて、お話しましょう。

結婚式費用で、親として見ておいたほうが良いポイント

ご結婚するカップルの中には、「今まで親には散々世話になっているので、結婚式は自分たちが貯めたお金でします」という方もいらっしゃいます。こういうおふたりは、ある程度、収入や貯金もあり、経済的にも安定しています。その一方で、やはり20代ですと、まだ貯蓄も多くはなく、ご両親の援助が必要なケースも多いですよね。そういう場合は、ご両親のほうから若い方たちをケアしてあげることが必要でしょう。

結婚が決まって、結婚式を上げたいとお子さんから言われたら、まず初めに、挙式を含めて新生活の準備金はあるのかと、お子さんにご両親から打診していただくことが大切です。

昔からよく言われる話に、結婚式にお金を全部使ってしまって、そのあと味噌をなめて生活したという話があります。若いカップルの場合、結婚後のライフスタイルと、ウエディングにかける予算のバランスをしっかり考えて行動できる人は、そんなに多くはありません。

結婚式の準備は、ほとんどの人にとって初めての経験です。どんな式にするかプランを練るときは、気持ちも高揚していますし、あれもしたい、これもしたいとなって、どんどん費用がかさんでいくことも多いのです。中には、式場のスタッフに勧められるままに、料理などのグレードをアップしてしまうこともあります。 そうならないように、ご両親が費用の面で、きちんと相談に乗ってあげることが必要でしょう。

そして、冷静かつ客観的な立場で、若いおふたりに、

「身の丈にあった予算で結婚式をやりなさいよ」というアドバイスしていただくことが、大切だと思いますね。

クオリティとコストパフォーマンスの両方のバランスが大事

招待した方に対してかける費用をベースに考えるが基本

親としては「結婚式の費用はいくらかかるの?」と心配なものです。両家でどちらが払うものなのかも、わからないことが多いでしょう。

まず基本は、ご招待した方に対してかける費用をベースに考えます。

結婚式前は、ご両家は他人なわけですから、招待したゲスト事に頂くお祝い金を三万円として考え、その費用分は招いたゲストにお返ししようと予算立てます。

つまり、お料理、お飲み物、引出物などゲストに持ち帰っていただくものの予算を三万円前後とします。

そのお代金は、それぞれの招待客数に準じて、ご両家それぞれが負担します。

仮に、新郎新婦側とも20人ずつご招待客を呼んだとしたら、3万円×20人=60万円はそれぞれが負担しましょう、となるわけですね。

結婚式にはそれ以外に、写真を撮りたい、ウエディングドレスを豪華にしたい、テーブルには生花を飾りたい、といったゲストを迎えるために、記念のために、掛ける費用があります。それは自分たちが用意する金額となるわけです。

事前に用意すべき予算は、ほぼここに掛ける費用になります。

ただ、こういった挙式の費用というのは、とくに会場にかかる費用については、全額前払いすることがほとんど。まだご祝儀もいただいていないうちに、全額いったん立て替えてお支払いするわけですから、さすがに若いおふたりには、負担するだけの金銭的余裕がないことも多いのです。

そこは、やはりお父様、お母様の援助が必要になる部分だと思います。

「身の丈にあった予算で結婚式をやりなさいよ」とは、この部分を指すものだと思います。

だからご両親に内容のご確認を、ぜひ行っていただきたいと思うのです。若いおふたりだけで挙式の内容を決めてしまうと、ふたりのやりたいことにお金をつぎ込んでしまい、引き出物などゲストにかける金額を下げてしまう場合もあります。そうなると、せっかくステキな結婚式だったのに、家に帰って引き出物を開けてみたら、「え、これ?」と、ご招待客や親戚をガッカリさせることも出てくるわけです。

お料理を決める際も、1万円も2万円もする料理を、経験値の低い若いふたりだけで決めてしまうと、その価格に見合った料理なのかどうか、その価値を判断するのは難しいでしょう。

そこへいくと、バブルを経験してきたお父様、お母様世代は、この料理でこの価格なら納得できるとか、このメニューでこの価格は高すぎやしないかというような判断ができると思います。

式場では、お料理を決めるときに、ご試食をさせてくれますが、とくに若いふたりだけで試食をすると、若い人はたくさん食べますから、もう少しボリュームがあったほうがいいよね、などとなりがちです。

でも、お父様やお母様にとっては、「この味は少し濃いよ」ということもありますよね。披露宴に集う方たちは、老若男女さまざまです。

だからこそ、世代の離れたお父様、お母様と若いお二人とが、お料理を一緒に試食していただき、その折衷案でメニューを決められたほうが良いのです。

最近では、結婚式でゲストに美味しい料理を食べてほしいという思いから、お料理のお値段をあげるカップルも多くいますが、必ずしも高額のお料理が美味しいとは限りませんよね。

先日、私が担当したレストランウエディングのカップルは、お料理の予算が1人8000円でした。それでも、ゲストの皆さんは「とても美味しい」といって満足されていました。

新郎のお友達の中には、料理にうるさいグルメの方もいらっしゃったので、新郎も料理の味については、とても気にしていたのです。

ところが、当日、そのお友達が、出される料理のひと皿ひと皿に「美味しい! 美味しい!」と言って、新郎にOKサインを送られていました。

新郎も「滅多に美味しいと言わないあいつが、美味しいと言ってくれた」と顔をほころばせて喜んでいました。

ご試食会はご両家顔合わせの最高の場

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お料理のご試食会を、ご両家の顔合わせの場とするのも大賛成です。

そのときに、結婚式の準備がどこまで進んでいるかを確認すると同時に、式場やスタッフの方たちの雰囲気なども見ておいていただくといいでしょう。

ご両親が式場に顔を出すことで、式場のプランナーさんやスタッフの方たちへプレッシャーを与えておくことも、私は必要だと思っています。

プランナーさんに、ご両親から一言「よろしく頼みます」とお願いしておくと、プランナーさんたちの気持ちも一段と引き締まります。
何でも新郎新婦のふたりに任せるのは、決して得策ではないと、私は経験上、感じますね。

挙式の中身のクオリティとコストパフォーマンスを、ご両親のほうでもしっかりと確認し、家族みんなで結婚式を作り上げていく。その気持ちが、思い出に残るステキな結婚式へとつながるのではないでしょうか。

スタッフJ子のつぶやき

ご試着に来られるお母様の中には、

「息子が何にも話してくれないから、お式の内容はよくわかないんですよ」

「娘たちのやりたいようにしたいみたいだから、ふたりにお任せしています」

そんなふうに言われる方もいらっしゃいます。

でも、小谷さんのお話を聞くと、ふたりに任せっぱなしもいけないようですね。

主役は花嫁、花婿だけれど、やはり後ろにはご両親がちゃんと控えられていて、若いふたりがつまずかないようにしっかりとサポートされている。

そういう雰囲気を式場の方たちに見せておくことは大切ですね。

お料理の味の好みが、世代によって違うというのも、なるほどと思いました。

若いふたりだけでは、さすがにそこまでわからないですよね。

もしかすると、お子さんたちも迷っていたり、どうすればいいのかわからないことがあるのかもしれません。

「お式の準備は順調?」「何か手伝えることがないかしら?」と、ぜひお母様のほうからもお子様たちに、お声をかけてみてください。

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