娘の結婚式に洋装にしたいけど、母親として服装・衣装は何を着ればいい?

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ハウスウエディングやレストランウエディングといった式場が人気を集める中で、

新郎新婦、花嫁花婿のお母様も「黒留袖は着たくない」「洋装のほうが楽」という方が増えています。

しかし、ここでお母様たちが直面する問題は……

娘の結婚式で洋装にしたいけど、母親として服装・衣装は何を着ればいいの?

結婚式と一口に言いますが、日本では一般的な結婚式の場合、「挙式」と「披露宴」に分かれます。

フォーマルファッションからみると、この「挙式」と「披露宴」では服装のマナーが違ってきます。

●挙式……厳粛なセレモニーなので、華美な服装は避けます。露出も控えめが原則。露出の多いドレスの場合は、ボレロやショールで肌を隠します。

●披露宴……結婚を祝う祝賀パーティーなので、マナーとしては着飾って構いません。黒のドレスの場合は、喪と区別するため、アクセサリーやコサージュなどをつけて華やかにします。

海外では挙式は昼間、披露宴にあたるパーティーは夜という場合が多く、昼と夜とで衣装を替えますが、日本の場合は、挙式と披露宴が続いていることが一般的です。そうなると挙式、披露宴とも共通で参列できる服装がベスト。

こうした日本の結婚式にお母様としてふさわしい洋装の条件をまとめてみました。
次の5つの条件が揃っていればマナーとしても問題がないでしょう。

①控えめな色柄

ネイビー、深いグリーン、ブラウン、グレー、ベージュ、淡いパステルカラーなどがおすすめです。
最近では淡いピンクやミントカラー、シャンパンカラーなども人気が出て来ています。
こちらは花嫁さんからのリクエストが多く、やはりお母様も華やかな明るい色のドレスを着てほしいというお嬢様が増えてきています。
お祝いの席なので、あまり暗い印象になるのもマイナスですから、色が控えめなら、刺繍、レース、スパンコールをあしらったドレスですと、上品で適度な華やかさがあり、お母様をより引き立てるファッションになります。

②控えめな露出

海外ではお母様世代でも背中が大きくあいたフォーマルドレスをお召しになりますが、ここは日本。日本では露出が多い服装はあまり好まれませんし、お母様がセクシーすぎてもいけませんから、日本のマナーに合った露出具合を考慮したほうがいいでしょう。
基本的には、肩、デコルテ、背中が大きく開くドレスは避けますが、半袖なら大丈夫。
袖なしのドレスも、挙式のときだけショールやボレロを羽織れば問題ありません。

③丈はロングがベスト

黒留袖に匹敵する洋装となると、ロングドレスが最もふさわしい衣装になります。黒留袖は脚が隠れていますから、同様にロングドレスも脚を隠したほうが格式としては同格になります。脚が見えているドレスやスーツですと、黒留袖よりカジュアルな印象を与えてしまいます。

ここで、お客様から非常によくお問い合わせいただくのが、次の質問です。

「お母様の衣裳はジャケットやボレロを着ないといけない、とデパートのフォーマル売り場の店員さんに言われたのですが、それが正しいフォーマルマナーなのでは?」

いえいえ、ジャケットを着用しなければいけないというフォーマルマナーのルールはありません。

日本の場合、古くからの伝統で、正装といえばお着物が普通であり、お母様の場合は黒留袖というのが結婚式での正式な衣裳だったわけです。ところが、戦後に西洋式のスタイルが流入されたとき、ジャケットのあるスーツが洋服の正装として入ってきました。海外の要人なども女性は皆さん上下共布のジャケットスーツをお召しになっていましたから。そのため正式な場ではジャケットを着るのがきちんとした正しい服装のように受け取られていったのです。

けれど、丈はロングではありません。ジャケットに合わせるスカートは膝下丈がほとんど。シャネル、ディオール,バレンチノなど名立たるハイブランドが、こぞって女性の体が美しく見えるスーツをデザインし、それが日本にも輸入されるようになったのです。

そうした時代の流れの中で、ウエディングドレスが日本に入ってきて、西洋式の結婚式が広まっていきました。そしてお母様の衣装も洋装が作られることになり、ジャケットタイプのフォーマルウエアが誕生したのです。

けれども、このジャケットタイプのロングのフォーマルウエアはあくまで日本独特のものであって、国際的なフォーマルルールに基づいた正礼装ではないのです。
国際的なフォーマルのルールでの正礼装といえば、ワンピースタイプの一枚のロングドレスがふさわしい衣装となります。前述した写真でご紹介したような衣装はどれも、国際的なフォーマルルールでの正礼装にも値するドレスといえるのです。
当店のフォーマルドレスでしたら、正礼装として安心して着ていただけます。

お母様の衣装を決めるうえで大事な5つのポイント

さらに、衣装を決める上で大切なことは、次の5つです。

  1. 式場はどんなところか
  2. お父様は何を着られるか
  3. 御両家の服装の格式を合わせる
  4. お式の季節を考える
  5. 新郎新婦の意向を聞く

【1.式場はどんなところか】

●パレスホテルやグランドハイアットといった一流ホテルの場合

そのホテルにふさわしい格式が求められます。黒留袖に匹敵する上質な高級感のある洋装で、露出は控えめにしますが、あまり地味すぎたりカジュアルすぎるのも、かえってマイナスです。上品で優美さを感じられる装いが必要です。

●レストランウエディングやハウスウエディングの式場の場合

カジュアルな式場の場合は、お母様のファッションの幅も広がります。色の明るいドレスやデザイン性の高いドレスでも構いません。露出も胸元があきすぎたり、丈が短すぎるのは避けたいですが、半袖やフレンチスリーブでも大丈夫です。

【2、お父様は何を着られるか】

お父様の御衣装は、モーニングコート(略してモーニングともいう)が一般的です。フォーマルファッションのマナーとしては、モーニングコートは男性の昼間の正礼装となります。その隣に並ぶお母様の衣装として同格なものは、露出を控えたロング丈のドレスです。

お父様がモーニングコートではなく、ディレクターズスーツ、ブラックスーツなどの準礼装をお召しになる場合は、お母様もスーツやワンピースタイプのアフタヌーンドレスをお召しになってもよいと思います。

【3、ご両家の服装の格式を合わせる】

結婚式の場合、相手のご両親が何を着られるかということも考える必要があります。相手のお母様が黒留袖なのに、こちらのお母様がひざ丈のワンピースのようなスタイルですと、ご両家が揃ったとき、あるいはお写真を撮られる際に並ばれたときに、バランスが悪く見えてしまいます。

黒留袖は和装の正礼装ですから、それとバランスの合う洋装はロング丈のドレスになります。

また、お父様同士の服装もバランスが大切です。相手のお父様が正礼装のモーニングコートを着られているのに、こちらのお父様が準礼装のディレクターズスーツ、あるいはブラックスーツですと、これもやはり格式が違いますから、バランスが悪く見えてしまいます。

【4、お式の季節を考える】

お母様の御衣装のご準備は、早い方ですと、3~6カ月くらい前には、ご試着して決められます。

そうなると、ご試着のときは夏でも、実際のお式は冬ということもあります。ご試着のときは8月で暑かったので、半袖でも違和感がなかったけれど、11月の挙式当日になってみると、何となく肌寒い印象を感じるということもあります。

もちろん式場は快適な室温に設定されていて、半袖でも決して寒いことはないのですが、季節が違うと、ふさわしい服装も違ってくるという点を考慮して、デザインや生地の素材を選ぶことが必要でしょう。

【5、新郎新婦の意向を聞く】

M&Vでも、ご試着の際に、新郎新婦とご一緒にご来店されるお母様が増えています。

花嫁、花婿にとって、ご結婚式はお母様やお父様に感謝の気持ちを表す場でもあり、ご招待したお客様にご両親をお披露目する機会でもあるのです。

ですから、新郎新婦のご意見はとても大事。やはりお子様が「ママ、きれい!」「よく似合う」と言ってくれるような服装で参列したいものです。

ドレスを着なれていないお母様は、「ちょっと恥ずかしい」「派手じゃないかしら?」と思われる方も多くいらっしゃいますが、お子様たちが華やかなドレス姿のお母様をお望みなら、思い切ってドレスアップしてみて、思い出に残るお式にしていただきたいです。

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